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    歯内療法とは?治療器具・機材を解説

    永久歯は1度失うともう2度と生えることがないため、歯や歯の神経は私たちにとって非常に大切なものです。
    今回ご紹介する「歯内療法」は、この大切な歯、神経を残存させるために必要な処置を指しています。
    歯の中をグリグリとされているような治療を受けたことがありませんか?それが、歯内療法です。
    今回は歯内療法の流れや治療器具について詳しく解説していきます。

     

     

     

     

    歯内療法とは?

    虫歯や歯周病などの原因により、歯の根管にまで炎症や感染が拡大してしまった時に用いられるのが歯内療法です。
    根管の内部を専用の器具で感染部を綺麗に除去、消毒を何度か繰り返し、感染部が消えた状態で詰め物をして再発を防止する治療法です。

     

    治療の流れ

    歯内療法には、生活歯髄切断法、根管充填、外科的歯内療法などの処置がありますが、今回は最もポピュラーな根管治療の流れについてお伝えします。

     

    虫歯に侵されている部分を取り除く

    専用の器具を使って、虫歯になっている部分を除去します。

     

    根管内部の感染源を取り除く

    根管の中にある感染した物質を専用器具で綺麗に除去します。

     

    根管内部の洗浄、消毒

    根管の中の感染物質が残らないように綺麗に洗い流し、最後に消毒を行います。
    感染物質が根管内に残存してしまうと、再発のリスクにも繋がりますので、完全になくなるまでこの処置を何度か繰り返し行います。

     

    根管内に薬を入れる

    根管内が完全に綺麗になったら、薬を入れ、悪化を防ぎます。患者さまの症状に応じて詰める薬の種類が変わります。

     

    セメントで閉じる

    綺麗にした歯をそのままにすると細菌がまた入ってしまうため、セメントで閉じて、口腔内の環境を維持します。

     

    治療器具・器材について

    歯内療法には、歯科用の専用器具や器材を用います。

     

    タービン、コントラアングルハンドピース

    虫歯の除去に使用するものですが、歯の形を整える目的でも使用される器具です。
    ドリルのようなもので、回転スピードが速く、威力があるため、神経のある歯に処置する場合は、麻酔の使用が必須です。

     

    リーマー、ファイル

    この2つは、ねじのような細く小さな器具です。
    さまざまな長さ、太さのものが複数あり、患者さまの根管内の構造に合わせて使用します。
    冒頭でも紹介した「歯の中をぐりぐりと回されるような処置」は、この器具を使用している時です。
    根管内は非常に細く、曲がりくねっているため、歯科医の腕が試されます。

     

    オキシドール、次亜塩素酸ナトリウム

    新型コロナウイルス感染症の流行によって、私たちの生活と「消毒」はより身近なものになりました。
    そのため、オキシドール、次亜塩素酸ナトリウムという消毒液も耳馴染みがあると思います。
    根管治療でもこれらを使用して、洗浄・消毒を行い、歯の中を綺麗にします。

     

    歯を保存させるための大切な治療

    歯は一生ものですので、当院では、なるべく長くご自身の歯をお使いいただけるように治療を進めていきます。
    その上で重要となるのが、今回ご紹介させていただいた「歯内療法」です。

    他院にて「抜歯しましょう」といわれた歯でも、歯内療法を行えば、残せる可能性が出てくるかもしれません。
    なるべく抜歯をしたくない、抜歯といわれたけど何とか残せないかなど、気になることがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

    なるべく歯を残せる方法を一緒に考えていきましょう。

     

    2024.02.28

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    口ゴボの治療とは?

    口ゴボは、横から見た時に口元がモコッと盛り上がってしまっている人を指します。
    日本人などのアジア人に多い顔つきで、コンプレックスになってしまっている人も多いです。
    原因は、不正咬合です。
    歯列矯正を受ければ、歯並びとともに口元がスッキリして、コンプレックスの解消に繋がります。

     

     

    原因は上顎前突

    口ゴボの主な原因は、上顎前突、いわゆる出っ歯です。
    上の歯のみ出っ歯になっている方もいれば、下の歯も前に出る下顎前突がみられる方もいます。
    歯が前方に出るのは、前歯が正しい位置や方向に生えなかったことや、指しゃぶりのクセ、舌で前歯を押すクセ、骨格的な問題など、さまざまな原因があります。

     

    口ゴボがもたらす悪影響

    審美性の問題

    口元の膨らみの他、綺麗なEラインを描けないこと、鼻の下が長く見える、出っ歯など、見た目のコンプレックスを抱える人が多いです。
    常に口元が気になったり、笑顔になるのが怖いという患者さまもいます。

     

    虫歯や歯周病になりやすい

    口が閉まりにくく、口腔内が乾燥しやすいです。
    乾燥している口腔内は、唾液による自浄作用がはたらかず、細菌の温床となります。
    虫歯や歯周病になりやすくなるため、念入りなお手入れが求められます。

     

    顎関節症や消化器疾患のリスクが高まる

    口ゴボの方は噛み合わせが悪い状態であるため、顎関節への負担が大きく、顎関節症のリスクが増します。
    また、食べ物を上手く歯で噛み切ることができないため、胃腸への負担にもなり、胃や腸に症状が出てしまうこともあります。

     

    口ゴボの治療法

    マウスピース矯正(インビザライン)

    マウスピース矯正をして、口ゴボの原因である上顎前突や下顎前突を治す方法です。
    インビザラインで使用するマウスピースは透明で目立ちにくいため、口ゴボを気にされている方のネックになっている審美性の心配が少ないです。
    症例に応じて、ワイヤー矯正を併用することもあります。

     

    セラミッククラウン

    軽度の上顎前突、下顎前突は、前歯を削ってセラミッククラウンを被せる治療法もあります。
    矯正とは違い、時間がかからず、歯の形や色を自然に整えることができます。

     

    ワイヤー矯正

    ワイヤー矯正は、歯列矯正の中でも昔からある治療法の1つです。
    ブラケットとワイヤーを使用しますが、この装置を歯の表面につけるか裏面につけるかで審美性が大きく異なります。
    審美性が気になる方には、表側矯正よりも裏側矯正がおすすめですが、表側矯正の方が矯正の期間が短くなりやすいです。

     

    口ゴボ治療に関するよくある質問

    Q1.矯正が完了すれば、横顔が綺麗に整いますか?

    鼻と顎を結んだラインが唇に触れない「Eライン」を描くことができるようになります。
    口元が適度に引っ込めば、横顔がスッキリとするので、小顔効果にも期待できます。

     

    Q2.口ゴボは自力で治せますか?

    口ゴボは歯列矯正の他、美容外科手術などの方法で治すのが一般的です。近年は、歯を削ってセラミッククラウンを被せる方法もありますので、選択肢は増えてきているといえます。
    このように自力で治すのはなかなか難しいですが、歯を舌で押す、口呼吸、頬杖などの悪癖を改善することで、悪化することは防げます。
    ただ、現状の出っ歯や口ゴボの改善にはならないので注意してください。

     

    Q3.口ゴボはマウスピース矯正でも治りますか?

    先述の通り、口ゴボはマウスピース矯正で治すことができます。
    当院でおすすめしているのは、「インビザライン」です。世界100カ国以上、800万人以上の患者さまの歯並びを改善してきた実績のある治療法です。
    インビザライン最大のメリットは透明のマウスピースを用いることで、審美性を保ちながら歯並びの治療ができる点です。
    是非、お気軽にご相談ください。

    2024.01.30

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    インビザラインの装着時間が不安な方への対策方法

    インビザラインは、透明なマウスピースを装着して歯を動かすことができる矯正方法で、審美性が高いことから人気が高まっています。
    しかし、インビザラインのマウスピース(アライナー)で定められている1日の装着時間に不安を感じている方も少なくありません。
    今回は、インビザラインを検討中の患者さま向けに装着時間への対応方法をご紹介していきます。

     

     

     

     

    装着時間を守らないとどうなるのか?

    インビザラインの装着時間は、1日20~22時間以上が推奨されています。
    つまり、ほとんど1日中装着していただくような形になります。
    この装着時間を守らないと、歯に矯正力をかけることができなくなるため、治療計画通りに歯が動かせず、期間が延びてしまうことがあります。
    とくに新しいアライナーへ交換した際はしっかり装着していただかないと、治療への影響が大きくなるため注意してください。
    装着時間を守れず、マウスピースを着けていない状況が続くと、インビザライン自体が失敗で終わってしまうこともあります。
    マウスピースの作り直し、治療計画の立て直しは、追加の治療費が必要になるため、なるべく装着時間を守って、矯正を成功させ、理想の歯並びを手に入れましょう。

     

    装着時間を守るためのポイント

    装着時間が守れるか不安な方は、是非以下の方法をお試しください。
    また、ワイヤー矯正の場合は取り外しができないため、食事中も外せないワイヤー矯正のデメリットも頭の隅に置いておくと、より前向きに取り組めるのではないでしょうか。

     

    対策① スマートフォンを上手く使って管理する

    スマートフォンには、リマインダーやアラームの機能が備わっています。
    目覚まし代わりとして活用している方も多いと思いますが、インビザラインの装着時間を忘れないようにするためにも活用できます。
    例えば、食事前に外す時は「1時間後にアラーム」をして、着け忘れのないようにするなどの方法があります。
    スマートウォッチと上手く連動させると、より使いやすくなります。

     

    対策② マウスウォッシュや歯磨きシートを活用する

    出先で食事をする時になかなか歯磨きをするタイミングがなく、そのまま何時間も装着を忘れてしまうという方がよくいます。
    そんな時は、マウスウォッシュや歯磨きシートを使って簡易的に歯の清掃をし、ひとまずマウスピースを装着しましょう。

     

    対策③ 専用のケースに必ず入れて保管する

    例え、短い時間であっても外したマウスピースは必ず専用のケースに入れるようにしてください。
    歯磨きの間だけなど、机の上に置いておいたりすると、誤って落としてしまって破損するなどのトラブルを招く可能性があります。

     

    対策④ 1つ前のマウスピースを予備として持ち歩く

    マウスピース自体の強度はそこまでないので、何らかの理由によって壊れてしまうこともあります。
    また、出先で紛失してしまう可能性も否定できませんので、「1つ前に装着していたマウスピース」は予備として必ず持ち歩くことをおすすめします。

     

    それでも装着時間が不安な方へ

    上記の対策をもってしても、装着時間に不安のある方、時間が守れなかった方は以下の方法にも目を通しておいてください。

     

    20時間以上の装着を目指す

    推奨されている装着時間は、20~22時間以上といわれています。
    理想は、22時間以上装着することですが、20時間以上装着できていれば、矯正にほとんど影響することなく治療を進めることができます。
    学業、スポーツ、仕事、ライフスタイルによって決められた装着時間を守れそうにない場合は、何とか20時間以上を目指して進めていきましょう。

     

    マウスピースの交換時期をずらす

    装着時間が足りない日が続いてしまった場合は、歯に想定した矯正力がかかっていないということになるため、予定日にアライナーを交換しても上手く装着できなかったり、窮屈で痛みが出てしまうこともあります。

    そうした場合は、マウスピースの交換日を少し先送りにすることで対応していきます。
    このあたりは矯正歯科医と相談して決定しますので、ご自身で勝手に延長したりすることのないようにお願い致します。

     

    交換して3日間は必ず装着時間を守る

    インビザラインの矯正では、マウスピースを新しいものにしたときがとても重要です。
    そのため、交換して3日間経過するまでは、必ず最低でも20時間以上着けるようにしてください。
    交換時期はだいたい自分で把握して管理することとなりますので、食事会や飲み会といった用事を入れないようにすることもポイントです。

     

    歯磨きよりも装着時間を最優先にする

    インビザライン中は、食事の際に取り外し、歯磨きをしてから戻すというのがルールですが、どうしても歯磨きができない時は、マウスピースの装着を優先にしてください。
    食べカスが付着した状態でマウスピースで歯にフタをするのは虫歯や歯周病のリスクを高めますが、目的は「歯を動かすこと」ですので、強制効果を優先にするのが望ましいです。
    そういった状況をなるべく回避するためにも、歯磨きセットの他、マウスウォッシュや歯磨きシートを持ち歩くことを推奨しています。
    なるべく早く歯磨きをして、清潔な状態を保つことも忘れないようにしましょう。

     

    矯正歯科医に相談する

    ライフスタイル上、どうしても外している時間が長くなってしまう場合は、自分のライフスタイルも含め、どのように対処するべきか歯科医にご相談ください。
    今回ご紹介した対策は一部であり、この他にも対応策はあります。
    歯列矯正は、時間だけではなく、高額な費用をかけて行う治療法です。
    なるべく失敗のないように、お気軽にご相談ください。

     

    2023.12.30

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    高齢者は虫歯になりやすいの?

    大人は子どもよりも、むし歯になりにくいイメージがありませんか?
    確かにその傾向がありますが、年齢を重ねるにつれてむし歯の罹患リスクは徐々に高まります。
    その理由や対策について、記事の中で詳しく説明します。

     

     

    高齢者ほど罹患しやすいワケ

    主に、次の4つの理由が挙げられます。

     

    1.歯周病に罹患しやすいため

    歯根(歯と歯茎との境界部分)に生じるむし歯を「根面う蝕」と呼びます。加齢や歯周病で歯茎が下がり、露わになった根っこの部分が侵蝕されます。
    エナメル質で覆われていない部分なので、一度蝕まれるとあっという間に進行するでしょう。
    健康な歯だけでなく、以前被せ物をした歯の根に生じることもあるので気を付けてください。
    加齢とともに、歯茎が後退したと感じる方は危険のサインかもしれません。
    歯茎が下がると知覚過敏にもなりうるため、日頃から健診を受けて口腔状態をチェックしてもらうことが大切です。

     

    2.唾液の分泌量が減るため

    加齢とともに口周りの筋肉を動かさなくなると、唾液の分泌量が減ってドライマウスのリスクが高まります。
    またストレスの蓄積や、持病などが関わっている可能性もゼロではありません。
    唾液が減少すると、口の中の食物残渣を洗浄できなくなります。また初期むし歯の再石灰化が追い付かなくなり、重度のむし歯へとつながります。
    就寝前の落ち着いた状態で、唾液腺を軽く揉みほぐすとよいでしょう。耳や顎の下をやさしくマッサージし、唾液の分泌を促してください。

     

    3.補綴物の奥で二次カリエスが生じるため

    過去に治療したむし歯が再発することを「二次むし歯(二次カリエス)」と呼びます。
    再発リスクと年齢に関わりはありませんが、時間の経過とともに危険性が高まるため注意が必要です。
    二次カリエスになると、以前の補綴物をいったん外してから歯を大きく削らなければなりません。再びフタをすれば治療は終わりますが、場合によっては抜歯や抜髄を余儀なくされることもあるでしょう。
    ちなみに抜髄済みの歯が、再発時に痛むことはありません。一見よいことのように思えますが、進行するまで気付けず抜歯を強いられるケースもあるでしょう。
    健康な歯を少しでも長く使えるよう、日頃から予防に注力してくださいね。

     

    4.加齢とともにエナメル質が擦り減るため

    加齢とともに、歯の表面のエナメル質が少しずつすり減ります。酸に蝕まれやすい状態となり、あっという間にむし歯になるでしょう。加齢以外に、食いしばりや歯ぎしりといった悪習癖が原因になることもあります。

     

    二次カリエスを防ぐために

    むし歯は口の中で繁殖した細菌が歯を蝕むという、感染症の一種です。
    問題がある箇所を削って治療しても、口の中に多くのむし歯菌が残存しているとほかのところがダメになってしまうでしょう。
    有効な予防策としては、口腔内の細菌数を減少させるほかありません。
    日々のブラッシングでプラークを除去するとともに、歯科医院で定期健診を受けることがポイントです。
    ご自身で歯を磨くときは、天然歯と補綴物の境目を入念にケアすることが大切です。必要に応じてフロスや歯間ブラシを併用し、歯と歯の間のプラークなども欠かさず取り除いてください。歯質を強めるために、フッ素が配合されたマウスウォッシュや歯磨き粉を使うのもよいでしょう。
    定期健診を受ければ、口の中をチェックしてもらえるだけでなく、専用の機器で口腔内をキレイにしてもらえます。日々のブラッシングで落とせない歯石などは、プロの手によって取り除いてもらいましょう。

     

    まとめ

    高齢者がむし歯に罹患しやすい理由の一つに「加齢にともなう組織の衰え」が挙げられます。
    歯茎が下がって根っこが露わになると、知覚過敏の原因にもなりうるでしょう。噛む力が衰えると、脳への刺激が減って認知症のリスクが上がるという研究結果もあるようです。とにかく悪循環でしかありませんよね。
    お口の健康を保つために、日々の口腔ケアと定期健診の受診を徹底しましょう。

    2023.11.30

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    一度虫歯になると、治療してもまた虫歯になるの?

    突然ですがみなさんは、これまでにむし歯治療で詰め物や被せ物をしたことがありますか?
    一度治療したからといって、その歯が二度とトラブルにならないとは限りません。忘れた頃に、同じ箇所が蝕まれる可能性は大いにあります。
    詳しくは記事の中でお話しするので、気になる方はぜひご覧ください。

     

    むし歯は再発する?

    過去の治療歯が再度むし歯になることを「二次むし歯(二次カリエス)」と呼びます。
    これは、決して歯科医師の技術や経験の問題ではありません。
    1回目に治療を行った時点で、再発率はグッと上がっています。一度もトラブルを経験していない健康な歯に比べると、治療歯はどうしても再発しやすいのです。
    むし歯治療に使われる代表的な補綴物として、プラスチック製のレジンや銀合金が挙げられます。全額自己負担でよければ、自由診療でセラミックやジルコニア、金なども選択できるでしょう。
    いずれにせよ再発は、歯と補綴物の境界部に汚れが蓄積して起こります。材質の違いによってリスクの高さは多少左右されますが、二次カリエスの可能性が少なからずあることに変わりはありません。

     

    二次カリエスの注意点

    エナメル質の内側にある象牙質は、軟らかいため酸に蝕まれやすいのが特徴です。
    治療歯はエナメル質を失っているため、一度細菌が侵入するとあっという間に蝕まれてしまうでしょう。
    二次カリエスの場合、補綴物の内部で蝕まれていくのが大きな問題といえます。瞬く間に象牙質へ到達し、内部が痛むころには神経までもが蝕まれているでしょう。
    再発が疑われる場合、以前の補綴物を一度外して患部を削らなければなりません。抜髄を余儀なくされるケースも多く、場合によっては抜歯が必要となるでしょう。
    大切な歯を失くす可能性があると思うと、とても恐ろしい話ですよね。
    補綴物の材質選びなど、何か気を付けるポイントはあるのでしょうか?

     

    補綴物の材質と再発リスクの関係性

    材質による再発リスクの違いは、わずかながら存在します。
    例えば「金属製の銀歯」と「セラミック製の補綴物」を比較した場合に、再発リスクが高いのは前者です。
    歯へ密着させるときにセメントを使用するため、時間の経過とともに視認できないレベルのスキマが生じてしまいます。細菌が入ると、内部があっという間に蝕まれてしまうでしょう。高い技術を持った経験豊富な医師が治療を手掛けても、材質の経年劣化には抗えません。
    セラミック製の補綴物を密着させる際は、セメントに加えて接着剤も使用します。スキマが生じにくいため、再発リスクを最小限に抑えられるでしょう。

     

    適切な口腔ケアで再発を予防しましょう!

    むし歯菌はプラークに多く含まれているため、普段から適切な手入れを行うことが大切です。
    磨き残しが生じやすい箇所は一人ひとり異なるので、ご自身の歯列を把握したうえで適切なブラッシング方法を習得してください。
    そのためには数ヶ月おきに、歯科健診を受けることが大切です。ブラッシング指導だけでなく、専用の機器を用いたクリーニングも受けられるはずですよ。
    また「プラークチェッカー」というプロ用のアイテムを使用すれば、汚れが残りやすい箇所を一目で確認できます。
    日々の清掃が不十分な場所を重点的に磨けば、清潔な口腔状態をキープできるはずです。必要に応じて歯間ブラシやデンタルフロスを活用しながら、日頃の手入れを徹底しましょう。
    使用する口腔ケアアイテムに迷った場合は、かかりつけ医に相談してみてくださいね。

     

    まとめ

    過去の治療歯は、どうしても再発リスクが高くなります。抜髄や抜歯を避けるためにも、日頃の手入れを徹底して清潔な口腔状態を保ちましょう。数か月おきの定期健診も、忘れず受けるようにしてくださいね。

    2023.10.30

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    高血圧と歯の治療

    医療機関を訪れたときに、まず受付でお願いされるのが「問診票の記入」です。歯科医院も例外ではありません。
    その日に受診した理由や症状などを記入する部分に加えて、今まで罹患した病気や服用中の薬について尋ねられる項目があるはずです。
    実はこのような質問をされることには「今後の治療方針を決定するため」という、れっきとした理由が存在します。
    今回は「高血圧と歯科治療との関連」について詳しくお話しするので、心当たりがある方はぜひご一読ください。

     

    高血圧の基準

    まず心臓から全身に送り出された血液が、血管の壁を圧迫するときの力を「血圧」と呼びます。心臓の動きに合わせて起こる仕組みです。
    血圧には「上(収縮期血圧)」と「下(拡張期血圧)」とがあり、前者は心臓が収縮したときの最高血圧、後者は拡がった際の最低血圧を示します。
    高血圧だと診断されるのは、原則として「上が140mmHg以上」もしくは「下が90mmHg以上」のケースです。両方満たす場合も該当します。
    ちなみに自宅で計測する場合は、上記よりも5mmHg低い数値が基準となることを知っておいてください。

    治療時の注意点

    高血圧の方が治療を受ける場合は、次の2点に気を付けましょう。

    1.麻酔と抜歯

    麻酔薬には血圧を上昇させる可能性のある「血管収縮剤」が含まれており、歯科用の局所麻酔であっても注意が必要です。経過観察が必要なのは打った直後のみであり、仮に上昇してもすぐ戻るケースが大半です。しかしもともと血圧が高めの方は、とくに注意が必要です。
    薬で血圧がうまくコントロールされていれば問題ないでしょう。
    抜歯については、歯を抜いてしばらく経っても出血が続くリスクがあります。上の数値が160mmHgを超える方は、とくに気を付けましょう。
    治療前に降圧剤の服用状況を確認したり、安静時の血圧測定を定期的に行ったりすることが必要不可欠です。

     

    2.治療時の心的ストレス

    歯の治療は心身に負担がかかりやすく、正常な血圧の方でも突然高い数値が出るケースは珍しくありません。
    その症状に、なんと「白衣高血圧」という名称が付いているほどです。白衣を着ている医療従事者に接する緊張により「内因性カテコラミン(ドーパミン・アドレナリン・ノルアドレナリン)※」の数値が上昇することを指しています。
    (※副腎皮質から合成・分泌される神経伝達物質)
    副腎皮質に問題が起こって内因性カテコラミンが異常に分泌されると、発汗や頭痛、動悸や高血圧をもたらしパニック状態となるでしょう。
    田島デンタルオフィスではこのような患者さまに配慮して、治療中の負担をできる限り取り除くよう努めています。落ち着いた状態で治療を受けてもらえるよう取り組んでいますので、歯科医院が苦手な方もお越しください。

    困ったときは田島デンタルオフィスへお越しください!

    高血圧の方に安全な治療を受けていただくには、数値の管理とコントロールが欠かせません。当院では患者さまとのコミュニケーションを重視しており、その日の服用状況や体調を確認しながら丁寧な治療を行っています。
    治療方針や通院頻度についても、患者さまそれぞれに合わせて設定するのでご安心ください。
    もし治療中に「体調が悪いな」と感じた場合は、我慢せず申し出てほしいと考えています。患者さまの体調が第一であり、無理に治療を受けさせることはありませんので安心して通院してください。

    何かあった場合に患者さま自身が話を切り出しやすいよう、雰囲気づくりにもスタッフ一同が注力しています。
    高血圧を始め、何らかの既往歴がある方はぜひ当院へご相談ください。必要に応じてかかりつけの医師と連携を図りながら、適切な方法で治療を進めてまいります。

    2023.09.30

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    歯列矯正で歯が動きやすいのはどんな人|歯が動かない「アンキローシス」って何?

    「矯正治療で歯がどれだけ動くか」というのは、通院回数や期間を左右する重要なポイントですよね。しかし、すべての方の歯が同じように移動するわけではありません。
    中には「骨性癒着(アンキローシス)」が原因で、歯が全然動かないという方もいらっしゃいます。
    そこで今回は「歯列矯正における歯の移動」について重点的に解説します。
    口元にコンプレックスがある方や、これから歯列矯正をスタートする予定の方はぜひ参考にしてくださいね。

     

     

    歯が動きにくい人の特徴

    移動のしやすさや速さには個人差があり、中には全然動かないケースも見受けられます。
    歯が動きにくい場合、考えられる理由は次の3つです。

     

    1.悪習癖

    前歯の裏などに、舌を押し付ける癖のことを「舌癖」と呼びます。
    ピンと来ない方も、実は無意識下で行っているかもしれません。
    歯列矯正は歯を動かしたい方向に力を加えるのが基本ですが、舌の押し付けによって逆方向へ押されると、その力が打ち消されて計画通り動かなくなります。
    上顎前突(出っ歯)や開咬(オープンバイト)、空隙歯列(すきっ歯)の方は、特に注意が必要です。

     

    2.咬合力が強い

    噛む力が強すぎると、歯が大きなダメージを受けます。物事に集中しているときや寝ているとき、知らないうちに上下の歯を噛みしめる癖がある方は要注意です。前項同様、歯を動かす力が打ち消されて期待通りの結果が得られなくなるでしょう。
    噛み合わせが深い「過蓋咬合(噛むと下の前歯が隠れる)」方に多く見られます。

     

    3.骨性癒着によるもの

    歯槽骨と歯根との間に通常位置しているはずの組織である「歯根膜」がなく、直接結び付いた状態のことです。
    歯根膜はクッションのように柔らかく、骨と歯をつないだり周りの組織へ栄養を運んだりする役目を果たしています。
    ただ何らかの事情で歯根膜が衝撃を受けると、骨性癒着を起こして上記の役割を果たせなくなるでしょう。
    自覚症状がないことから、歯列矯正を行う際に発覚するケースも少なくありません。

     

     

    不便な点はある?

    歯も歯槽骨もとても硬いので、力をかけたからといって簡単には動きません。骨性癒着を起こしていると、その1本だけが移動しないというケースが起こり得ます。
    弊害が出るとすれば歯列矯正を行うときだけであり、放っておいても悪さをするわけではないので安心してください。

     

    どのようなキッカケで起こる?

    骨性癒着の原因は、特定できないケースがほとんどです。しかし最も有力なのは「外部からのダメージによるもの」。ほかには転倒、抜歯や歯の脱落なども考えられる原因です。
    私たちが思っている以上に、ちょっとしたキッカケで歯根膜はダメになるのです。
    ちなみに骨性癒着が起こるのは、大人だけではありません。乳幼児期のダメージがもとで、その後に萌出した永久歯が骨性癒着を起こす可能性もあります。
    なお当院で骨性癒着の患者さまを診察するのは、500人に1人の割合(0.002%程度)とごくまれです。珍しい現象ではありますが、自分にも起こりうることとして知っておきましょう。

     

    骨性癒着を起こしている場合の歯列矯正について

    事前に行うレントゲンなどの検査では、発覚しないケースがほとんどです。治療を開始し、装置を使って移動を試みた際に初めて「歯が動かない=歯根膜がない」とわかります。
    その場合、治療を中断する必要はありません。ですが、そのままでは歯を計画通りに移動できない可能性があります。
    わかった時点で手段を変更し、方向性を修正しながら治療を進めることになるでしょう。主な手順は次の通りです。

     

    1.力を加える

    正常な歯根膜が部分的にでも残っていれば、何かのキッカケで結合が外れて歯が移動し始める可能性があります。
    まずは当初の予定通りに力を加えて、歯の移動を試みる流れとなります。

     

    2.脱臼を促す

    歯の脱臼を促し、故意にグラつかせることで移動するようになる場合があります。
    文面で見ると少し怖いかもしれませんが、口腔外科にて適切な処置を行いますので安心してください。
    それでも効果がなければ、該当の歯以外を移動させたあとに次の方法を試みます。

    ①抜歯後、ブリッジやインプラントで補綴する
    ②該当の歯に被せ物をしたのち、歯の形状を整える

    上記の処置を行うタイミングは、歯科医院によって異なります。治療計画の変更によって、費用や期間が変動する可能性もあるでしょう。

    治療の進め方については、信頼できるかかりつけ医とよく話し合うことが大切です。歯が動かないからといって諦めず、できる限りの対処法を模索しましょう。
    田島デンタルオフィスでも、骨性癒着が見られる方に対して色々な治療法をご提案しています。当院だけで処置が困難だと判断した場合は、責任を持ってほかの医療機関を紹介しますので安心してお越しください。
    患者さま全員が理想の歯列を実現できるよう、スタッフ一同が全力でサポートします。

    2023.08.28

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    「インプラントって差し歯の事ですか?」【後編】

    前回のブログでは、インプラントと差し歯の相違点を紹介しました。
    今回も引き続き、同じテーマを取り上げてお話しします。
    差し歯に起こりやすいトラブルの一つに「歯根破折」がありますが、ヒビや割れはある日突然生じるものです。
    せっかく差した歯をダメにしないよう、基本的な注意点を押さえておきましょう。
    この記事を読んでおけば、何かあった場合に落ち着いて対処できるはずですよ!

     

     

    1.差し歯の注意点

    「くさび状にした歯を歯根へ差したもの」を差し歯といいます。日常生活において大きなダメージを受けると、歯根が割れてダメになる恐れがあるので気を付けましょう。

     

    1-1.歯根を割らないためには?

    根っこの部分が破損した場合、抜歯が必要になります。
    厚みがないほど割れるリスクが高いので、土台選びは慎重に行いましょう。保険が効くのは金属製ですが、適用外のファイバーコアなどをあえて選択するのも一つの方法です。しなやかな素材なので、割れるリスクは低いといえるでしょう。
    また歯ぎしりや噛みしめなどの悪習癖も、破折を招く原因です。自覚がある方はかかりつけ医に相談して、専用のマウスピースなどを用意してもらいましょう。

     

    1-2.割れや破折が起こる理由

    歯にヒビが入ることを「歯根破折」といいます。割れや破折は、主に次の理由で起こります。

    強度が低下するため
    抜髄(神経を除去する処置)から時間が経ったときに、残存歯の厚みが不足していると歯根の強度が低下します。その結果、割れやヒビにつながるでしょう。
    細菌感染も、歯を脆くしてダメにしてしまう一つの要因です。

    悪習癖によって歯がダメージを受けたため
    歯ぎしりや噛みしめなどの悪習癖があったり、硬いものばかりを食べたりしている方は歯根をダメにする可能性が高いです。ブリッジの支えになっている歯や、義歯がある方も注意した方がよいでしょう。
    不慮の事故や転倒などによる、外的ダメージにも気を付けなければなりません。

    合わない補綴物や根管治療を受けたため
    適合しない補綴物や土台を使用した場合、応力(※)が一部分に集中して歯根がダメになる可能性があります。根管治療も例外ではないので、受ける機会がある方は注意しましょう。
    ※外的刺激があった場合に、その内側で発生する力のこと

     

    1-3.割れや破折が起こるとどうなる?

    神経の残った歯が割れた場合、初期段階では若干の痛みや染みが生じます。その後、時間の経過とともに痛みが増し、平常時でもズキズキとした痛みを感じるようになります。最悪の場合、眠れないほどの痛みに襲われてしまうでしょう。

    一方で抜髄後の場合、破折した箇所から細菌が侵入して歯肉が炎症を起こします。膿や腫れ、噛んだときの違和感がある場合は症状の進行が疑われます。
    歯根破折は徐々に生じるものではなく、寝ているときや食事中、転倒時などに突然起こります。
    現段階で適切な治療方法はなく、どのような理由であれ抜歯が必要になります。
    ちなみに歯を失う理由として、一番多いものは何だとおもいますか?
    1位は歯周病(42%)、次いでむし歯(32%)、歯根破折(11%)、歯列矯正(1%)という結果でした(その他の理由が13%)。

    ツートップに口腔トラブルが挙がっていますが、近年は歯科検診の普及などにより予防しやすい環境が整いつつあります。
    これから先は、破折によって歯を失くす人の割合が徐々に増えるかもしれませんね。
    いずれにせよ、大切な歯を1本でも守るための努力が必要です。口腔ケアを徹底するとともに、できるだけ破折を起こさないような生活を送りましょう。
    もし何らかの違和感が生じた際は、早めに歯科医院を受診することが大切です。

     

    1-4.ヒビが入ったときの処置について

    歯根にヒビが入ったら、基本的に抜歯が必要になるというのはこれまで説明した通りです。
    しかし割れた箇所によっては、そのまま保存できる可能性があります。例えば、2本の根を残したままで奥歯の根が折れてしまった場合。割れた側の根を抜き、一方の歯根を活かすという処置がとれるかもしれません。
    また歯根の少し上に位置する「歯冠部」で割れた場合も、根管治療や被せ物を付けることで保存できる可能性があります。
    治療前に綿密な検査を受けて、最適な提案をしてもらいましょう。そのうえで、患者さまご自身が望む治療法を選択できればベストです。

    「抜歯」や「抜髄」と聞いて、何も感じない方は少数派です。ですが処置を恐れて放置していては、悪化の一途を辿るばかりです。
    周囲の歯に悪影響を及ぼさないためにも、違和感が生じた際は早めに歯科医院で診てもらいましょう。

    田島デンタルオフィスでもインプラントや差し歯に関する相談を承っていますので、名古屋市中区で歯科医院をお探しの方はぜひ一度ご来院ください。お電話はもちろん、Webからの初診予約も受け付けています。

    2023.07.20

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    「インプラントって差し歯の事ですか?」【前編】

    近年SNSやメディアで耳にすることが増えた「インプラント」。
    一体どのような治療であるか、あなたはご存知でしょうか?
    時々「差し歯」と混同している方がおり、確かに「歯茎に埋入されている」という点では共通しています。ですが両者には、明確な相違点が存在します。
    どのような違いがあるのか、記事の中で詳しく解説します。

     

     

     

    1.インプラントと差し歯の違い

    歯根を失った場合に適用されるのが「インプラント」

    口腔トラブルなど、何らかの事情で歯根まで失った場合に適用されるのが「インプラント」です。チタン製の人工歯根を外科手術で埋め込み、なじんだことを確認したのち被せ物をするというのが大まかな流れです。
    なじむというのは「人工歯根が骨に結びつく」ということを意味しており、少々時間がかかります。
    また外科手術は基本的に日帰りですが、少なからず心身へ負担がかかるのも懸念点の一つといえるでしょう。

     

    保険適用について

    現段階では保険適用外となるため、患者さまの全額自己負担です。近年はデンタルローンやクレジットの分割払いを取り扱う歯科医院も増えているので、経済的な問題で二の足を踏んでいる方は事前にチェックしてみてください。

     

    歯根が残存している場合は「差し歯」

    パッと見は歯がないようでも、歯根が残存していれば差し歯で治療できます。残った部分に「コア」という土台を立てて、上から被せ物をするという流れです。
    ただし歯根の内部が汚染されている場合は、すぐ治療に取り掛かれません。消毒などを行ったのち、治療を開始することになるでしょう。

     

    保険適用について
    素材によって、保険が効くものと効かないものとがあります。
    まず前者は、プラスチック製の白い被せ物を使用します。費用がリーズナブルである反面、経年劣化しやすいという難点を抱えています。時間の経過にともない、少しずつ黄ばみが生じてくるでしょう。
    また土台に使用する金属の影響で、歯茎が黒っぽくなる可能性もあります。金属アレルギーの心配はまずありませんが、ゼロとは言い切れません。
    プラスチック製の補綴物は前歯に使われるのが一般的ですが、症例によっては奥歯も銀歯ではなく白いプラスチックにできる可能性があります。詳細はかかりつけ医に確認してみてくださいね。
    一方で保険適用外となるのが、セラミック製の補綴物です。透明度が高いので、経年劣化を起こす心配はまずありません。
    天然歯のような自然な白さをしているので、審美性を高めたい方に適しています。またセラミックは、人体にやさしいのも魅力の一つです。金属アレルギーや、歯茎の黒ずみを起こす心配がないでしょう。

     

     

    2.インプラントの注意点

    人工歯なのでむし歯になる心配はありませんが、その周りが細菌感染を起こすと一大事です。
    「インプラント周囲炎」という歯周病になると、最悪の場合インプラントが使用できなくなります。せっかく埋入したものが、細菌に蝕まれて脱落してしまうのです。
    考えただけで恐ろしい話ですよね。
    天然歯に比べて、インプラントの方が周囲の組織と結び付きにくい構造をしています。治療後は、普段以上に丁寧な口腔ケアを心がけてくださいね。

     

    インプラントを長持ちさせるために

    何より大切なのは、埋入したインプラントの周りにプラークを溜めないということです。
    毎日の口腔ケアを徹底するとともに、数ヶ月に1回は歯科医院の定期検診を受けてください。
    自宅でのセルフケアと、歯科医院でのプロケアを併用することによって口腔内をより清潔に保てます。
    検診では歯科クリーニングのほか、口腔状態のチェックやブラッシング指導などを受けられます。口腔トラブルの早期発見・治療のためにも、定期的に通院するよう努めてくださいね。
    ちなみにインプラント周囲炎の危険因子として、糖尿病や喫煙習慣などが挙げられています。できるだけ禁煙に励みつつ、バランスのよい食事や十分な睡眠など、規則正しい生活を心がけましょう。

     

    今回はここまでです。
    次回も同じテーマを取り上げてお話ししますので、興味がある方はぜひご覧になってくださいね。

    2023.06.10

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    糸ようじは歯ブラシ後のマストアイテム! 上手な使い方や使うべき理由

    皆さんは日頃歯を磨く際に、歯ブラシ以外の口腔ケアアイテムを使用していますか?
    代表的なものに「糸ようじ(デンタルフロス)」があり、歯ブラシのあとに使うことで口腔トラブルの予防につながります。
    ただ中には、正しい使い方や得られる効果がイマイチわからないといった理由で、使用を踏みとどまっている方もいらっしゃるはずです。
    適切な使い方やメリットなどを紹介するので、口腔内を清潔な状態でキープしたい方はぜひ参考にしてください。

     

     

    歯ブラシだけでは汚れを除去しきれない?

    歯間や歯周ポケット(歯茎の境目にある空間)には、歯ブラシの毛先が入りにくい傾向にあります。一見清掃できたように見えても、細部に汚れが残りがちです。
    糸ようじを併用すれば、そのような汚れもキレイに取り除けるでしょう。
    歯ブラシだけで済ませるよりも多少時間はかかりますが、口腔トラブルを防ぐために汚れを落とすことが大切です。

    どのような種類がある?

    メーカーによって、異なる特徴や形状の製品が市販されています。複数の種類があることを知り、自身に合ったものを選んで使いましょう。

    【ホルダータイプ】

    持ち手付きで、先端がFの字やY字をしている一般的なタイプです。先端に糸状の繊維が付いています。使い捨てでコストがかかる一方、毎回新品を使用できて衛生的だというメリットがあります。
    また、ドラッグストアなどで手軽に変えるのも魅力の一つです。とりあえず使ってみたい方や、使い慣れていない子どもに適しています。

    【ロールタイプ】

    歯科医院で販売・使用されているタイプで、束になった糸状の繊維が芯へ巻き付けられているのが特徴です。自由な長さにカットでき、指に巻いて使うことが可能です。
    糸には専用のワックスが塗られており、歯間へスムーズに通せます。使用後は毎回捨てなければなりませんが、内容量を考えるとコスパ良好です。

    正しい使い方

    タイプごとの正しい使い方は次の通りです。

    ホルダータイプ
    1.利き手で持ち手を持って、糸を歯間へゆっくりと通す。
    2.糸を前後へ動かしながら、歯茎付近まで下ろす(ノコギリを引くイメージで)。
    3.角度を適宜変えつつ、歯の両側面へ糸が当たるように上下させる。
    4.ゆっくりと糸を引き上げ、歯から抜いて完了。
    上記の手順を、すべての歯間に行ってください。少々もったいないと感じるかもしれませんが、1ヶ所につき1本使うのが理想です。
    糸に付いた汚れを歯間へ再度付着させないために、ぜひ守っていただきたいポイントです。

    ロールタイプ
    1.糸を伸ばし、40cm前後でカットする。
    2.カットした糸を左右の中指に巻き付け、10~15cm程度の長さにしてピンと張る。
    3.人差し指を駆使しながら、糸をゆっくりと歯間へ通す。
    4.糸を前後へ細かく動かしながら、歯茎付近まで下ろす。
    5.歯の両側面の歯間を、糸でこすりながら引き抜いて完了(糸を巻き付けるイメージ)。
    上記の手順を、すべての歯間に行いましょう。
    歯間が変わるごとに糸を指で手繰り、未使用の部分を使うようにしてください。毎回カットする必要はありません。

    使用のメリット

    歯ブラシだけでは6割程度しか清掃できませんが、糸ようじを併用すれば8割程度まで引き上げられるといわれています。日常的に使うことで、口腔トラブルの予防につながるでしょう。
    使用するメリットは、それだけではありません。どのような利点があるのか、詳しく解説します。

    1.初期段階のむし歯を発見しやすくなる

    糸ようじを使うと、前後にスライドしにくいことがあります。糸が切れたり引っ掛かったりするのは、初期段階のむし歯が動きを邪魔しているためかもしれません。
    むし歯の影響で歯の表面にデコボコが生じ、このようなトラブルが起こるのです。
    早めにかかりつけ医へ相談し、むし歯の有無や状態をチェックしてもらう必要があります。ごく初期段階の場合は、削らず治療できる可能性があるので安心してください。

    2.歯周病を予防できる

    使用中に歯茎周りから出血した場合は、歯周病が疑われます。細菌が繁殖し、進行している状態かもしれません。
    歯周病は非常に恐ろしい病気ですが、毎日正しく清掃すれば出血や炎症が徐々に消失する可能性があります。歯を失うことがないよう、日常的な糸ようじの使用で口腔トラブルを防ぎましょう。

    3.口臭の改善と予防につながる

    磨き残しは、口腔トラブルだけでなく口臭の原因にもなり得ます。口臭がきついと自覚している方は、特に積極的に取り組みましょう。
    細菌を繁殖させないことが大切なポイントです。

    さっそくチャレンジしましょう!

    糸ようじを使うにはコツが必要で、慣れるまでに少し時間がかかります。歯ブラシだけでのケアに比べて、コストもかかってしまうでしょう。
    しかし正しく活用すれば、むし歯や歯周病、口臭までも予防できます。
    ドラッグストアやネット通販などで手軽に買えるので、すぐに歯科医院へ行けないときはぜひ足を運んでみてください。もちろん歯科医師へ相談して、使い方の指導を受けることも有効な手段です。
    慣れるまでは、週に何度か使うだけでも違うと思います。無理のない範囲で継続し、清潔な口腔状態をキープしましょう。
    田島デンタルオフィスでも、様々な口腔ケアアイテムを取り扱っています。気になる方はぜひ一度ご相談ください。

    2023.05.30

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当院では「自分だったら、自分の大切な人だったらどうしたいか」と考えながら、患者さまの状況をしっかりとヒアリングし、納得のいく形で治療法を選んでいただいております。
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