一度虫歯になると、治療してもまた虫歯になるの?

突然ですがみなさんは、これまでにむし歯治療で詰め物や被せ物をしたことがありますか?
一度治療したからといって、その歯が二度とトラブルにならないとは限りません。忘れた頃に、同じ箇所が蝕まれる可能性は大いにあります。
詳しくは記事の中でお話しするので、気になる方はぜひご覧ください。むし歯は再発する?
過去の治療歯が再度むし歯になることを「二次むし歯(二次カリエス)」と呼びます。
これは、決して歯科医師の技術や経験の問題ではありません。
1回目に治療を行った時点で、再発率はグッと上がっています。一度もトラブルを経験していない健康な歯に比べると、治療歯はどうしても再発しやすいのです。
むし歯治療に使われる代表的な補綴物として、プラスチック製のレジンや銀合金が挙げられます。全額自己負担でよければ、自由診療でセラミックやジルコニア、金なども選択できるでしょう。
いずれにせよ再発は、歯と補綴物の境界部に汚れが蓄積して起こります。材質の違いによってリスクの高さは多少左右されますが、二次カリエスの可能性が少なからずあることに変わりはありません。二次カリエスの注意点
エナメル質の内側にある象牙質は、軟らかいため酸に蝕まれやすいのが特徴です。
治療歯はエナメル質を失っているため、一度細菌が侵入するとあっという間に蝕まれてしまうでしょう。
二次カリエスの場合、補綴物の内部で蝕まれていくのが大きな問題といえます。瞬く間に象牙質へ到達し、内部が痛むころには神経までもが蝕まれているでしょう。
再発が疑われる場合、以前の補綴物を一度外して患部を削らなければなりません。抜髄を余儀なくされるケースも多く、場合によっては抜歯が必要となるでしょう。
大切な歯を失くす可能性があると思うと、とても恐ろしい話ですよね。
補綴物の材質選びなど、何か気を付けるポイントはあるのでしょうか?補綴物の材質と再発リスクの関係性
材質による再発リスクの違いは、わずかながら存在します。
例えば「金属製の銀歯」と「セラミック製の補綴物」を比較した場合に、再発リスクが高いのは前者です。
歯へ密着させるときにセメントを使用するため、時間の経過とともに視認できないレベルのスキマが生じてしまいます。細菌が入ると、内部があっという間に蝕まれてしまうでしょう。高い技術を持った経験豊富な医師が治療を手掛けても、材質の経年劣化には抗えません。
セラミック製の補綴物を密着させる際は、セメントに加えて接着剤も使用します。スキマが生じにくいため、再発リスクを最小限に抑えられるでしょう。適切な口腔ケアで再発を予防しましょう!
むし歯菌はプラークに多く含まれているため、普段から適切な手入れを行うことが大切です。
磨き残しが生じやすい箇所は一人ひとり異なるので、ご自身の歯列を把握したうえで適切なブラッシング方法を習得してください。
そのためには数ヶ月おきに、歯科健診を受けることが大切です。ブラッシング指導だけでなく、専用の機器を用いたクリーニングも受けられるはずですよ。
また「プラークチェッカー」というプロ用のアイテムを使用すれば、汚れが残りやすい箇所を一目で確認できます。
日々の清掃が不十分な場所を重点的に磨けば、清潔な口腔状態をキープできるはずです。必要に応じて歯間ブラシやデンタルフロスを活用しながら、日頃の手入れを徹底しましょう。
使用する口腔ケアアイテムに迷った場合は、かかりつけ医に相談してみてくださいね。まとめ
過去の治療歯は、どうしても再発リスクが高くなります。抜髄や抜歯を避けるためにも、日頃の手入れを徹底して清潔な口腔状態を保ちましょう。数か月おきの定期健診も、忘れず受けるようにしてくださいね。
2023.10.30
高血圧と歯の治療

医療機関を訪れたときに、まず受付でお願いされるのが「問診票の記入」です。歯科医院も例外ではありません。
その日に受診した理由や症状などを記入する部分に加えて、今まで罹患した病気や服用中の薬について尋ねられる項目があるはずです。
実はこのような質問をされることには「今後の治療方針を決定するため」という、れっきとした理由が存在します。
今回は「高血圧と歯科治療との関連」について詳しくお話しするので、心当たりがある方はぜひご一読ください。高血圧の基準
まず心臓から全身に送り出された血液が、血管の壁を圧迫するときの力を「血圧」と呼びます。心臓の動きに合わせて起こる仕組みです。
血圧には「上(収縮期血圧)」と「下(拡張期血圧)」とがあり、前者は心臓が収縮したときの最高血圧、後者は拡がった際の最低血圧を示します。
高血圧だと診断されるのは、原則として「上が140mmHg以上」もしくは「下が90mmHg以上」のケースです。両方満たす場合も該当します。
ちなみに自宅で計測する場合は、上記よりも5mmHg低い数値が基準となることを知っておいてください。治療時の注意点
高血圧の方が治療を受ける場合は、次の2点に気を付けましょう。
1.麻酔と抜歯
麻酔薬には血圧を上昇させる可能性のある「血管収縮剤」が含まれており、歯科用の局所麻酔であっても注意が必要です。経過観察が必要なのは打った直後のみであり、仮に上昇してもすぐ戻るケースが大半です。しかしもともと血圧が高めの方は、とくに注意が必要です。
薬で血圧がうまくコントロールされていれば問題ないでしょう。
抜歯については、歯を抜いてしばらく経っても出血が続くリスクがあります。上の数値が160mmHgを超える方は、とくに気を付けましょう。
治療前に降圧剤の服用状況を確認したり、安静時の血圧測定を定期的に行ったりすることが必要不可欠です。2.治療時の心的ストレス
歯の治療は心身に負担がかかりやすく、正常な血圧の方でも突然高い数値が出るケースは珍しくありません。
その症状に、なんと「白衣高血圧」という名称が付いているほどです。白衣を着ている医療従事者に接する緊張により「内因性カテコラミン(ドーパミン・アドレナリン・ノルアドレナリン)※」の数値が上昇することを指しています。
(※副腎皮質から合成・分泌される神経伝達物質)
副腎皮質に問題が起こって内因性カテコラミンが異常に分泌されると、発汗や頭痛、動悸や高血圧をもたらしパニック状態となるでしょう。
田島デンタルオフィスではこのような患者さまに配慮して、治療中の負担をできる限り取り除くよう努めています。落ち着いた状態で治療を受けてもらえるよう取り組んでいますので、歯科医院が苦手な方もお越しください。困ったときは田島デンタルオフィスへお越しください!
高血圧の方に安全な治療を受けていただくには、数値の管理とコントロールが欠かせません。当院では患者さまとのコミュニケーションを重視しており、その日の服用状況や体調を確認しながら丁寧な治療を行っています。
治療方針や通院頻度についても、患者さまそれぞれに合わせて設定するのでご安心ください。
もし治療中に「体調が悪いな」と感じた場合は、我慢せず申し出てほしいと考えています。患者さまの体調が第一であり、無理に治療を受けさせることはありませんので安心して通院してください。何かあった場合に患者さま自身が話を切り出しやすいよう、雰囲気づくりにもスタッフ一同が注力しています。
高血圧を始め、何らかの既往歴がある方はぜひ当院へご相談ください。必要に応じてかかりつけの医師と連携を図りながら、適切な方法で治療を進めてまいります。2023.09.30
歯列矯正で歯が動きやすいのはどんな人|歯が動かない「アンキローシス」って何?

「矯正治療で歯がどれだけ動くか」というのは、通院回数や期間を左右する重要なポイントですよね。しかし、すべての方の歯が同じように移動するわけではありません。
中には「骨性癒着(アンキローシス)」が原因で、歯が全然動かないという方もいらっしゃいます。
そこで今回は「歯列矯正における歯の移動」について重点的に解説します。
口元にコンプレックスがある方や、これから歯列矯正をスタートする予定の方はぜひ参考にしてくださいね。歯が動きにくい人の特徴
移動のしやすさや速さには個人差があり、中には全然動かないケースも見受けられます。
歯が動きにくい場合、考えられる理由は次の3つです。1.悪習癖
前歯の裏などに、舌を押し付ける癖のことを「舌癖」と呼びます。
ピンと来ない方も、実は無意識下で行っているかもしれません。
歯列矯正は歯を動かしたい方向に力を加えるのが基本ですが、舌の押し付けによって逆方向へ押されると、その力が打ち消されて計画通り動かなくなります。
上顎前突(出っ歯)や開咬(オープンバイト)、空隙歯列(すきっ歯)の方は、特に注意が必要です。2.咬合力が強い
噛む力が強すぎると、歯が大きなダメージを受けます。物事に集中しているときや寝ているとき、知らないうちに上下の歯を噛みしめる癖がある方は要注意です。前項同様、歯を動かす力が打ち消されて期待通りの結果が得られなくなるでしょう。
噛み合わせが深い「過蓋咬合(噛むと下の前歯が隠れる)」方に多く見られます。3.骨性癒着によるもの
歯槽骨と歯根との間に通常位置しているはずの組織である「歯根膜」がなく、直接結び付いた状態のことです。
歯根膜はクッションのように柔らかく、骨と歯をつないだり周りの組織へ栄養を運んだりする役目を果たしています。
ただ何らかの事情で歯根膜が衝撃を受けると、骨性癒着を起こして上記の役割を果たせなくなるでしょう。
自覚症状がないことから、歯列矯正を行う際に発覚するケースも少なくありません。不便な点はある?
歯も歯槽骨もとても硬いので、力をかけたからといって簡単には動きません。骨性癒着を起こしていると、その1本だけが移動しないというケースが起こり得ます。
弊害が出るとすれば歯列矯正を行うときだけであり、放っておいても悪さをするわけではないので安心してください。どのようなキッカケで起こる?
骨性癒着の原因は、特定できないケースがほとんどです。しかし最も有力なのは「外部からのダメージによるもの」。ほかには転倒、抜歯や歯の脱落なども考えられる原因です。
私たちが思っている以上に、ちょっとしたキッカケで歯根膜はダメになるのです。
ちなみに骨性癒着が起こるのは、大人だけではありません。乳幼児期のダメージがもとで、その後に萌出した永久歯が骨性癒着を起こす可能性もあります。
なお当院で骨性癒着の患者さまを診察するのは、500人に1人の割合(0.002%程度)とごくまれです。珍しい現象ではありますが、自分にも起こりうることとして知っておきましょう。骨性癒着を起こしている場合の歯列矯正について
事前に行うレントゲンなどの検査では、発覚しないケースがほとんどです。治療を開始し、装置を使って移動を試みた際に初めて「歯が動かない=歯根膜がない」とわかります。
その場合、治療を中断する必要はありません。ですが、そのままでは歯を計画通りに移動できない可能性があります。
わかった時点で手段を変更し、方向性を修正しながら治療を進めることになるでしょう。主な手順は次の通りです。1.力を加える
正常な歯根膜が部分的にでも残っていれば、何かのキッカケで結合が外れて歯が移動し始める可能性があります。
まずは当初の予定通りに力を加えて、歯の移動を試みる流れとなります。2.脱臼を促す
歯の脱臼を促し、故意にグラつかせることで移動するようになる場合があります。
文面で見ると少し怖いかもしれませんが、口腔外科にて適切な処置を行いますので安心してください。
それでも効果がなければ、該当の歯以外を移動させたあとに次の方法を試みます。①抜歯後、ブリッジやインプラントで補綴する
②該当の歯に被せ物をしたのち、歯の形状を整える上記の処置を行うタイミングは、歯科医院によって異なります。治療計画の変更によって、費用や期間が変動する可能性もあるでしょう。
治療の進め方については、信頼できるかかりつけ医とよく話し合うことが大切です。歯が動かないからといって諦めず、できる限りの対処法を模索しましょう。
田島デンタルオフィスでも、骨性癒着が見られる方に対して色々な治療法をご提案しています。当院だけで処置が困難だと判断した場合は、責任を持ってほかの医療機関を紹介しますので安心してお越しください。
患者さま全員が理想の歯列を実現できるよう、スタッフ一同が全力でサポートします。2023.08.28
「インプラントって差し歯の事ですか?」【後編】

前回のブログでは、インプラントと差し歯の相違点を紹介しました。
今回も引き続き、同じテーマを取り上げてお話しします。
差し歯に起こりやすいトラブルの一つに「歯根破折」がありますが、ヒビや割れはある日突然生じるものです。
せっかく差した歯をダメにしないよう、基本的な注意点を押さえておきましょう。
この記事を読んでおけば、何かあった場合に落ち着いて対処できるはずですよ!1.差し歯の注意点
「くさび状にした歯を歯根へ差したもの」を差し歯といいます。日常生活において大きなダメージを受けると、歯根が割れてダメになる恐れがあるので気を付けましょう。
1-1.歯根を割らないためには?
根っこの部分が破損した場合、抜歯が必要になります。
厚みがないほど割れるリスクが高いので、土台選びは慎重に行いましょう。保険が効くのは金属製ですが、適用外のファイバーコアなどをあえて選択するのも一つの方法です。しなやかな素材なので、割れるリスクは低いといえるでしょう。
また歯ぎしりや噛みしめなどの悪習癖も、破折を招く原因です。自覚がある方はかかりつけ医に相談して、専用のマウスピースなどを用意してもらいましょう。1-2.割れや破折が起こる理由
歯にヒビが入ることを「歯根破折」といいます。割れや破折は、主に次の理由で起こります。
強度が低下するため
抜髄(神経を除去する処置)から時間が経ったときに、残存歯の厚みが不足していると歯根の強度が低下します。その結果、割れやヒビにつながるでしょう。
細菌感染も、歯を脆くしてダメにしてしまう一つの要因です。悪習癖によって歯がダメージを受けたため
歯ぎしりや噛みしめなどの悪習癖があったり、硬いものばかりを食べたりしている方は歯根をダメにする可能性が高いです。ブリッジの支えになっている歯や、義歯がある方も注意した方がよいでしょう。
不慮の事故や転倒などによる、外的ダメージにも気を付けなければなりません。合わない補綴物や根管治療を受けたため
適合しない補綴物や土台を使用した場合、応力(※)が一部分に集中して歯根がダメになる可能性があります。根管治療も例外ではないので、受ける機会がある方は注意しましょう。
※外的刺激があった場合に、その内側で発生する力のこと1-3.割れや破折が起こるとどうなる?
神経の残った歯が割れた場合、初期段階では若干の痛みや染みが生じます。その後、時間の経過とともに痛みが増し、平常時でもズキズキとした痛みを感じるようになります。最悪の場合、眠れないほどの痛みに襲われてしまうでしょう。
一方で抜髄後の場合、破折した箇所から細菌が侵入して歯肉が炎症を起こします。膿や腫れ、噛んだときの違和感がある場合は症状の進行が疑われます。
歯根破折は徐々に生じるものではなく、寝ているときや食事中、転倒時などに突然起こります。
現段階で適切な治療方法はなく、どのような理由であれ抜歯が必要になります。
ちなみに歯を失う理由として、一番多いものは何だとおもいますか?
1位は歯周病(42%)、次いでむし歯(32%)、歯根破折(11%)、歯列矯正(1%)という結果でした(その他の理由が13%)。ツートップに口腔トラブルが挙がっていますが、近年は歯科検診の普及などにより予防しやすい環境が整いつつあります。
これから先は、破折によって歯を失くす人の割合が徐々に増えるかもしれませんね。
いずれにせよ、大切な歯を1本でも守るための努力が必要です。口腔ケアを徹底するとともに、できるだけ破折を起こさないような生活を送りましょう。
もし何らかの違和感が生じた際は、早めに歯科医院を受診することが大切です。1-4.ヒビが入ったときの処置について
歯根にヒビが入ったら、基本的に抜歯が必要になるというのはこれまで説明した通りです。
しかし割れた箇所によっては、そのまま保存できる可能性があります。例えば、2本の根を残したままで奥歯の根が折れてしまった場合。割れた側の根を抜き、一方の歯根を活かすという処置がとれるかもしれません。
また歯根の少し上に位置する「歯冠部」で割れた場合も、根管治療や被せ物を付けることで保存できる可能性があります。
治療前に綿密な検査を受けて、最適な提案をしてもらいましょう。そのうえで、患者さまご自身が望む治療法を選択できればベストです。「抜歯」や「抜髄」と聞いて、何も感じない方は少数派です。ですが処置を恐れて放置していては、悪化の一途を辿るばかりです。
周囲の歯に悪影響を及ぼさないためにも、違和感が生じた際は早めに歯科医院で診てもらいましょう。田島デンタルオフィスでもインプラントや差し歯に関する相談を承っていますので、名古屋市中区で歯科医院をお探しの方はぜひ一度ご来院ください。お電話はもちろん、Webからの初診予約も受け付けています。
2023.07.20
「インプラントって差し歯の事ですか?」【前編】

近年SNSやメディアで耳にすることが増えた「インプラント」。
一体どのような治療であるか、あなたはご存知でしょうか?
時々「差し歯」と混同している方がおり、確かに「歯茎に埋入されている」という点では共通しています。ですが両者には、明確な相違点が存在します。
どのような違いがあるのか、記事の中で詳しく解説します。1.インプラントと差し歯の違い
歯根を失った場合に適用されるのが「インプラント」
口腔トラブルなど、何らかの事情で歯根まで失った場合に適用されるのが「インプラント」です。チタン製の人工歯根を外科手術で埋め込み、なじんだことを確認したのち被せ物をするというのが大まかな流れです。
なじむというのは「人工歯根が骨に結びつく」ということを意味しており、少々時間がかかります。
また外科手術は基本的に日帰りですが、少なからず心身へ負担がかかるのも懸念点の一つといえるでしょう。保険適用について
現段階では保険適用外となるため、患者さまの全額自己負担です。近年はデンタルローンやクレジットの分割払いを取り扱う歯科医院も増えているので、経済的な問題で二の足を踏んでいる方は事前にチェックしてみてください。
歯根が残存している場合は「差し歯」
パッと見は歯がないようでも、歯根が残存していれば差し歯で治療できます。残った部分に「コア」という土台を立てて、上から被せ物をするという流れです。
ただし歯根の内部が汚染されている場合は、すぐ治療に取り掛かれません。消毒などを行ったのち、治療を開始することになるでしょう。保険適用について
素材によって、保険が効くものと効かないものとがあります。
まず前者は、プラスチック製の白い被せ物を使用します。費用がリーズナブルである反面、経年劣化しやすいという難点を抱えています。時間の経過にともない、少しずつ黄ばみが生じてくるでしょう。
また土台に使用する金属の影響で、歯茎が黒っぽくなる可能性もあります。金属アレルギーの心配はまずありませんが、ゼロとは言い切れません。
プラスチック製の補綴物は前歯に使われるのが一般的ですが、症例によっては奥歯も銀歯ではなく白いプラスチックにできる可能性があります。詳細はかかりつけ医に確認してみてくださいね。
一方で保険適用外となるのが、セラミック製の補綴物です。透明度が高いので、経年劣化を起こす心配はまずありません。
天然歯のような自然な白さをしているので、審美性を高めたい方に適しています。またセラミックは、人体にやさしいのも魅力の一つです。金属アレルギーや、歯茎の黒ずみを起こす心配がないでしょう。2.インプラントの注意点
人工歯なのでむし歯になる心配はありませんが、その周りが細菌感染を起こすと一大事です。
「インプラント周囲炎」という歯周病になると、最悪の場合インプラントが使用できなくなります。せっかく埋入したものが、細菌に蝕まれて脱落してしまうのです。
考えただけで恐ろしい話ですよね。
天然歯に比べて、インプラントの方が周囲の組織と結び付きにくい構造をしています。治療後は、普段以上に丁寧な口腔ケアを心がけてくださいね。インプラントを長持ちさせるために
何より大切なのは、埋入したインプラントの周りにプラークを溜めないということです。
毎日の口腔ケアを徹底するとともに、数ヶ月に1回は歯科医院の定期検診を受けてください。
自宅でのセルフケアと、歯科医院でのプロケアを併用することによって口腔内をより清潔に保てます。
検診では歯科クリーニングのほか、口腔状態のチェックやブラッシング指導などを受けられます。口腔トラブルの早期発見・治療のためにも、定期的に通院するよう努めてくださいね。
ちなみにインプラント周囲炎の危険因子として、糖尿病や喫煙習慣などが挙げられています。できるだけ禁煙に励みつつ、バランスのよい食事や十分な睡眠など、規則正しい生活を心がけましょう。今回はここまでです。
次回も同じテーマを取り上げてお話ししますので、興味がある方はぜひご覧になってくださいね。2023.06.10
糸ようじは歯ブラシ後のマストアイテム! 上手な使い方や使うべき理由

皆さんは日頃歯を磨く際に、歯ブラシ以外の口腔ケアアイテムを使用していますか?
代表的なものに「糸ようじ(デンタルフロス)」があり、歯ブラシのあとに使うことで口腔トラブルの予防につながります。
ただ中には、正しい使い方や得られる効果がイマイチわからないといった理由で、使用を踏みとどまっている方もいらっしゃるはずです。
適切な使い方やメリットなどを紹介するので、口腔内を清潔な状態でキープしたい方はぜひ参考にしてください。歯ブラシだけでは汚れを除去しきれない?
歯間や歯周ポケット(歯茎の境目にある空間)には、歯ブラシの毛先が入りにくい傾向にあります。一見清掃できたように見えても、細部に汚れが残りがちです。
糸ようじを併用すれば、そのような汚れもキレイに取り除けるでしょう。
歯ブラシだけで済ませるよりも多少時間はかかりますが、口腔トラブルを防ぐために汚れを落とすことが大切です。どのような種類がある?
メーカーによって、異なる特徴や形状の製品が市販されています。複数の種類があることを知り、自身に合ったものを選んで使いましょう。
【ホルダータイプ】
持ち手付きで、先端がFの字やY字をしている一般的なタイプです。先端に糸状の繊維が付いています。使い捨てでコストがかかる一方、毎回新品を使用できて衛生的だというメリットがあります。
また、ドラッグストアなどで手軽に変えるのも魅力の一つです。とりあえず使ってみたい方や、使い慣れていない子どもに適しています。【ロールタイプ】
歯科医院で販売・使用されているタイプで、束になった糸状の繊維が芯へ巻き付けられているのが特徴です。自由な長さにカットでき、指に巻いて使うことが可能です。
糸には専用のワックスが塗られており、歯間へスムーズに通せます。使用後は毎回捨てなければなりませんが、内容量を考えるとコスパ良好です。正しい使い方
タイプごとの正しい使い方は次の通りです。
ホルダータイプ
1.利き手で持ち手を持って、糸を歯間へゆっくりと通す。
2.糸を前後へ動かしながら、歯茎付近まで下ろす(ノコギリを引くイメージで)。
3.角度を適宜変えつつ、歯の両側面へ糸が当たるように上下させる。
4.ゆっくりと糸を引き上げ、歯から抜いて完了。
上記の手順を、すべての歯間に行ってください。少々もったいないと感じるかもしれませんが、1ヶ所につき1本使うのが理想です。
糸に付いた汚れを歯間へ再度付着させないために、ぜひ守っていただきたいポイントです。ロールタイプ
1.糸を伸ばし、40cm前後でカットする。
2.カットした糸を左右の中指に巻き付け、10~15cm程度の長さにしてピンと張る。
3.人差し指を駆使しながら、糸をゆっくりと歯間へ通す。
4.糸を前後へ細かく動かしながら、歯茎付近まで下ろす。
5.歯の両側面の歯間を、糸でこすりながら引き抜いて完了(糸を巻き付けるイメージ)。
上記の手順を、すべての歯間に行いましょう。
歯間が変わるごとに糸を指で手繰り、未使用の部分を使うようにしてください。毎回カットする必要はありません。使用のメリット
歯ブラシだけでは6割程度しか清掃できませんが、糸ようじを併用すれば8割程度まで引き上げられるといわれています。日常的に使うことで、口腔トラブルの予防につながるでしょう。
使用するメリットは、それだけではありません。どのような利点があるのか、詳しく解説します。1.初期段階のむし歯を発見しやすくなる
糸ようじを使うと、前後にスライドしにくいことがあります。糸が切れたり引っ掛かったりするのは、初期段階のむし歯が動きを邪魔しているためかもしれません。
むし歯の影響で歯の表面にデコボコが生じ、このようなトラブルが起こるのです。
早めにかかりつけ医へ相談し、むし歯の有無や状態をチェックしてもらう必要があります。ごく初期段階の場合は、削らず治療できる可能性があるので安心してください。2.歯周病を予防できる
使用中に歯茎周りから出血した場合は、歯周病が疑われます。細菌が繁殖し、進行している状態かもしれません。
歯周病は非常に恐ろしい病気ですが、毎日正しく清掃すれば出血や炎症が徐々に消失する可能性があります。歯を失うことがないよう、日常的な糸ようじの使用で口腔トラブルを防ぎましょう。3.口臭の改善と予防につながる
磨き残しは、口腔トラブルだけでなく口臭の原因にもなり得ます。口臭がきついと自覚している方は、特に積極的に取り組みましょう。
細菌を繁殖させないことが大切なポイントです。さっそくチャレンジしましょう!
糸ようじを使うにはコツが必要で、慣れるまでに少し時間がかかります。歯ブラシだけでのケアに比べて、コストもかかってしまうでしょう。
しかし正しく活用すれば、むし歯や歯周病、口臭までも予防できます。
ドラッグストアやネット通販などで手軽に買えるので、すぐに歯科医院へ行けないときはぜひ足を運んでみてください。もちろん歯科医師へ相談して、使い方の指導を受けることも有効な手段です。
慣れるまでは、週に何度か使うだけでも違うと思います。無理のない範囲で継続し、清潔な口腔状態をキープしましょう。
田島デンタルオフィスでも、様々な口腔ケアアイテムを取り扱っています。気になる方はぜひ一度ご相談ください。2023.05.30
歯を綺麗にする方法は4つ

前回の記事で、口元の審美性を高めるメリットについて理解していただけたでしょうか?
今回は、具体的な治療内容について詳しくお話しします。
内容を理解した上で、目的に合った適切な治療方法を選択しましょう。具体的な治療方法について
審美性を高める方法として、次に紹介する4つの手段が挙げられます。
特徴や期待できる効果について、1つずつ紹介します。1.ホワイトニング
歯を白くする目的で行われ、歯科医院で施術を受ける「オフィスホワイトニング」と、自宅で患者さまご自身が行なう「ホームホワイトニング」の2種類があります。
取り扱う内容は歯科医院によって異なるので、詳しくはかかりつけ医に確認しましょう。1-1.オフィスホワイトニング
歯科医院で受けることができ、比較的短時間かつ短期間で歯を白くできるのが特徴です。専用の設備や高濃度の薬剤を使用するため、期待通りの効果を得やすいのも魅力といえます。
ただし期待通りの効果を実感するためには、定期的な通院が必要です。1-2.ホームホワイトニング
歯科医院で受け取ったマウスピースと薬剤を使用して、患者さま自身が自宅で行います。薬剤をマウスピースに注ぎ、装着することで少しずつ歯が白くなります。2.歯科クリーニング
歯科医院で、専用の器具を用いて行われるクリーニングです。定期検診の際に受けたことがある方も、中にはいらっしゃるかもしれませんね。
日頃のブラッシングで除去しきれない磨き残しや歯石などを落とし、表面をなめらかに仕上げてくれます。
審美性だけでなく、口腔トラブルを予防するという機能性の維持にも一役買ってくれるでしょう。
3~4ヶ月程度に1回受けるのが理想ですが、仕事や育児などが忙しい場合は半年に1回受けるだけでも違うはずです。3.歯列矯正
「歯並びは幼いうちに治しておくもの」だと思っていませんか?
確かに以前は、そのような考え方が主流でした。しかし近年は、大人になって経済的な余裕ができてから治療をスタートする方が増えています。いわゆる「自己投資」ですね。
ブラケット矯正や舌側矯正、マウスピース矯正やハイブリッド矯正など、さまざまな治療方法が存在します。
特徴やメリット、料金や期間はそれぞれ異なるので、要望や予算に合った方法で治療を行いましょう。4.セラミック治療
外見だけでなく、機能性の向上も見込める審美治療の一つです。
詰め物や被せ物といった補綴物の素材を、自然な白さのものに変えるという治療です。銀歯などのように、笑ったときに目立つ心配がありません。
また不正歯列が気になる箇所を削り、セラミック製の被せ物をすることも可能です。矯正治療いらずで美しい歯並びを手に入れられるので、手軽な方法として注目されています。
耐久性が高く汚れが付きにくい素材なので、日頃の口腔ケアを徹底すれば長持ちするでしょう。
ただし、自由診療で保険が効かないため、費用が高額になりがちです。得られるメリットと予算を天秤にかけて、慎重に検討するとよいでしょう。美しい口元で、相手によい印象を与えませんか?
不正歯列や不正咬合が、直接何か悪さをするわけではありません。しかし磨き残しによって口の中が不衛生な状態になると、口腔トラブルを引き起こす恐れがあります。
審美治療や歯列矯正を行なえば、審美性だけでなく機能性もアップできる可能性があるのは非常に魅力的ではないでしょうか?
美しい口元を手に入れてコンプレックスを解消できれば、自信がついてQOLも上がるはずです。
少しでも興味が湧いた方は、ぜひかかりつけ医へ相談してみてください。
田島デンタルオフィスでも承っていますので、口元にコンプレックスをお持ちの方は、ぜひ一度お越しくださいね。2023.04.20
歯を綺麗にすると得する6つのこと

突然ですがあなたは、歯列や咬合に関するコンプレックスをお持ちでしょうか?
日本人は海外の人に比べて、口元の美しさを気に留めない傾向にあります。
例えば、日本では可愛いと言われることの多い八重歯。一部の国では、なんと「悪魔の歯」と呼ばれています。こうした一つの例をとっても、文化の違いを感じますよね。ですが日本でも、近年は審美性を重視した施術や治療が増えています。実際に、ホワイトニングや歯列矯正を希望して来院される方が多くいらっしゃいます。
口周りを美しくすることのメリットについて、理解を示す方が増えたのかもしれませんね。
保険適用外となるケースが大半である中、治療を希望する方が多くいらっしゃるということは、審美治療にそれだけの魅力があるということでしょう。
今回は、口元を整えるメリットについてお話しします。歯の機能性や口元の審美性を高めたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。口元の審美性を高めるメリットとは?
ふとした会話の際、話し相手の口元の美しさに魅力された経験はありませんか?
整った歯列や白い歯は、相手に清潔感を与えます。
また、口の中を清潔な状態でキープできるのもメリットの一つです。歯列が整うことで、日々のブラッシングがしやすくなるためです。
むし歯や歯周病などは最悪の場合、全身の健康を損ねる恐れのある病気です。歯列を整えて磨き残しをなくし、キレイな口腔状態をキープしましょう。
あなたは
「不便なく食事が摂れれば、見た目はあまり気にならない」
という考えではありませんか?
そのような方は、これを機に考えをぜひ改めてください。審美性だけでなく、機能性を高めるためにも治療を検討してはいかがでしょうか?
「予算が限られているけど治療はできるのかな?」
「自分に合った治療方法は何かな?」
このような疑問をお持ちの方は、一度かかりつけ医に相談してみてくださいね。審美性を高めると得するポイントとは?
最後に、歯列を整えるとどのような得があるのかを紹介します。
1.自然な表情になる
見た目が変わると、自分自身に自信がつきます。これまでは不自然な笑顔だった方も、自然な表情を作れるようになるでしょう。
また口周りの筋肉のバランスが変化し、左右対称に近づく点もメリットの一つです。不正歯列や不正咬合を放っておくと、フェイスラインのゆがみや筋肉のバランスを崩す原因となるでしょう。
自分自身の表情に違和感がある方は、不正歯列や不正咬合との関係性を疑ってはいかがでしょうか。2.外見が若返る
口の周りはもちろん、顔全体の印象が変化するのも魅力の一つです。もともとほうれい線の濃さや目の大きさに左右差がある方は、治療を通じて改善が見込めるかもしれません。
筋肉の左右のバランスがよくなることで、シワなどができにくくなる可能性もあります。
さらに白くて美しい歯は、光が当たったときに反射します。
口元が明るくなり、顔の印象がグッとよくなるでしょう。治療によって、実年齢よりも若く見られるようになるかもしれません。3.清潔感が増す
先述した通り、白くて美しい歯列は相手に好印象を与えます。
黄ばんだガタガタの歯並びをしていると、なんとなくよい印象を与えにくいですよね。必ずしもマイナスになるとは言い切れませんが、大きなプラスになることはないでしょう。4.第三者に好印象を与えうる
海外の一部では、口元の審美性を高めることがマナーとも言われています。
場合によっては、乱れた歯並びを見て
「金銭的な問題で治療ができないのかな?」
と思われてもおかしくありません。
白くて美しい歯で、初対面の人にポジティブな印象を与えましょう!5.口腔ケアがしやすくなる
ガタガタの歯並びで生活していると、毎日欠かさず口腔ケアをしても汚れがうまく除去しきれません。磨き残しが生じて、さまざまなトラブルを引き起こすでしょう。
歯列が整っていれば、ブラッシングの効率がアップする上に汚れを除去しやすくなります。歯間ブラシやデンタルフロスも、きっと使いやすくなるでしょう。6.口周りのトラブルが起こりにくい
口腔ケアがしやすくなると、口の中を清潔な状態でキープしやすくなります。毎回のケアで汚れをきっちりと除去できれば、プラークが溜まって細菌が繁殖する心配がありません。
むし歯や歯周病、口臭予防につながり、全身の健康を保てるはずです。審美性を高める具体的な方法については、次回詳しく紹介します。ぜひご覧くださいね。
2023.03.10
目立たない歯科矯正をしたいならこの2つを重視しよう

きれいな笑顔で相手に好印象を与えるための手段として「歯列矯正」が挙げられます。
しかし中には
「ワイヤーが歯からのぞいて、治療中であることが知られたらどうしよう…」
などと、治療中の見た目を気にして二の足を踏んでいる方もいらっしゃるはずです。
今回はそのような悩みをお持ちの方へ、第三者の視線を気にせず歯列を整えるためのヒントをお伝えします。他人に気付かれにくい装置の種類とは?
歯になじみやすい装置
近年「治療中の外見」を重視した装置として、ホワイトワイヤーやセラミックブラケットが注目を集めています。
歯の色になじみやすい自然な白色をしているので、笑ったときなどに目立つ心配がありません。これまで主流であった「歯列矯正=銀色のワイヤー」というイメージを覆されるはずです。透明のマウスピース装置も人気です!
マウスピース型矯正のインビザラインも、治療中の見た目の問題を解消してくれます。無色透明の装置を使うので、至近距離で見ない限り気付かれる心配はありません。
近距離の写真撮影やパーティーなど、どうしても気付かれたくない場では患者さま自身で取り外すことも可能です(ただし短時間に限る)。
重度の不正歯列や不正咬合の症例には、適用できない可能性もあるので、興味がある方はかかりつけ医に相談してみてくださいね。見えない場所に装置をつけるという方法も
歯の裏側に装置をつける、裏側矯正で治療をするのも有効です。裏側矯正であれば、正面から装置が見える心配はまずないでしょう。
歯と装置の間に食べ物が詰まっても、パッと見ではわからないのも大きな魅力です。安心して任せられる歯科医院を見つけましょう
近年は患者さまのさまざまなニーズに応えるべく、複数の装置を取り扱う歯科医院が増えています。
しかし患者さま一人ひとりの症例によって、適した治療法は異なります。歯科医院側が選択肢の提示を誤ると、期待通りの結果が得られない可能性があるので注意が必要です。
そのようなことが起こらないために、重要なのが「慎重な歯科医院選び」です。
複数の歯科医院の情報を比較検討し、高い技術と豊富な知識を持った歯科医師に治療を任せるようにしましょう。
これが、治療を成功させるための一番のポイントといっても過言ではありません。歯科医院選びに困ったときは…
近年は歯科医院が増えているということもあり、どこで診てもらうべきか悩んでいる方もいらっしゃると思います。
歯列矯正を検討中であれば、矯正治療を専門とする歯科医院を探すのがよいでしょう。幅広い症例に対応しており、理想の歯並びを実現できる可能性が高いといえます。歯並びに関するお悩みは田島デンタルオフィスへ!
田島デンタルオフィスでは、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などさまざまな矯正方法を取り扱っています。
10年20年、さらにその先の「噛める」を目指した治療を実現すべく、見た目だけでなく機能性にもこだわった治療を行っています。
名古屋市中区で歯科医院をお探しの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご来院ください。
平日は18時30分まで診療を行っていますので、仕事や学校帰りに立ち寄っていただくことも可能です。ネット予約も受け付けていますので、お気軽にご相談ください。2023.02.28
舌が白い人は必見!舌苔の原因と除去の方法を歯医者が徹底解説【後編】

前回は、舌苔を放置するリスクについて紹介しました。
効率的に取り除くには、あるポイントを押さえることが大切です。予防法とともに、記事の中で詳しく解説します。歯科医院を受診すべきタイミング
前回お伝えした通り、舌を見ると全身の健康状態がある程度わかります。
歯科医院を受診した方がよい舌苔のサインを紹介するので、鏡を見ながらセルフチェックしてみてください。1.黄色っぽくなっている
舌苔が白色以外の場合、全身に悪影響が生じているかもしれません。「黄苔(おうたい)」といって黄色に変色している場合は、発熱や水分不足などによる胃腸障害が考えられます。歯科医院や内科を早めに受診してください。
ちなみに、コーヒーやタバコによって一時的に着色することもあります。ご自身で見極められない場合は、医療機関で診てもらいましょう。2.黒っぽくなっている
細菌の繁殖を抑える抗菌薬などを長期間服用していると、口腔内の菌のバランスが崩れて舌の表面にある突起が異常な長さになります。そして舌苔が黒く変色する「黒毛舌(こくもうぜつ)」になる場合があります。
これは黄苔よりも悪い状態であり、体力が消耗しているときにもみられる症状です。効率的に取り除く方法
ここからは、舌苔を効率的に取り除く方法を2つ紹介します。
まず前提として、舌苔は適切な方法で磨かなければ落とせません。プラークと同じで、洗口液やうがいでは完全にきれいにならないので注意しましょう。1.舌ブラシを併用する
歯ブラシで磨くと、刺激が強すぎて舌を傷付ける恐れがあります。表面や毛が柔らかく作られている、市販の舌ブラシを併用して舌の汚れをやさしく取り除きましょう。ヘラタイプとブラシタイプとがあるので、好みのアイテムを探してみてください。困ったときは、かかりつけ医に相談するのがおすすめです。
2.音波歯ブラシを活用する
歯だけでなく、舌もきれいにできるのが音波歯ブラシです。舌専用のヘッドが付属もしくは別売りされているはずなので、確認して購入しましょう。
ヘッドの突起が舌の隙間に入り込んで、汚れを浮かせる仕組みです。磨くときに手で細かく動かす必要がないので、短時間で効率よく落としたい方に適しています。
ただヘッドを強く押し当てたり、長時間使用したりすることはNGです。1回あたりの使用時間は約20秒に留め、3回程度にわけて実施しましょう。舌苔の付着を防ぐためには?
舌がきれいになったら、その状態をキープすることが大切です。お口だけでなく全身が健康であるためにも、次に紹介する方法で予防に励んでください。
1.口腔内を清潔に保つ
舌苔は複数の細菌や細胞の死骸、食べかすなどが混ざったものです。日々の口腔ケアで口の中を清潔にできれば、舌苔の量はグッと少なくなるでしょう。
まずは正しいブラッシング方法を身につけて、歯に付着したプラークや食べかすを極力取り除いてください。
口腔トラブルの大半は、口の中が不衛生であることが原因です。もし何らかの疾患にかかっても、口腔状態がよければ一気に進行することはまずありません。2.口の中が乾かないように努める
日頃から口腔内が乾いており、唾液分泌量が不足していると感じる方はいらっしゃいませんか?
心当たりがある方は、次の方法で改善を図りましょう。保湿剤を正しく使う
口腔内が乾いていると感じる人は、口に使える保湿剤を使うのがおすすめです。ジェルやスプレー、洗口液などさまざまなタイプの製品が流通しており、口腔内の水分量を一定に保つ役割を果たします。
ただ、複数の製品を使えば高い効果が得られるという考えは誤りです。あくまで唾液腺をマッサージするときの、潤滑油として用いるのみに留めてください。
どのタイプの製品を選んでも構いませんが、困ったときはかかりつけ医に相談しましょう。まとめ
舌苔について、理解していただけたでしょうか。
歯は悪くなってから治すというより、予防に努めて健康でいることが基本の考え方です。適切なケアを行い、舌苔を溜めないよう気を付けましょう。
適切な口腔ケアの方法やアイテム選びに困ったときは、かかりつけ医に相談してみてくださいね。2023.01.20
















