ホワイトニングの白さを長持ちさせよう
ホワイトニングを実施した後に、ホワイトニングする以前の歯の色味へと戻ってしまうことを後戻りと呼称したりします。ホワイトニングは永久的ではない為、長持ちさせる場合には後戻りを気をつける必要があります。後戻りを軽減させることで白さを長期的に保つことができます。今回の記事では、ホワイトニングの効果を長持ちさせる為の具体的な方法について詳しくご紹介いたします。
ホワイトニングの白さを長持ちさせる方法3選
ホワイトニングの治療が終了した直後から、歯が再度黄色くなったりエナメル質の状態がホワイトニング前の状態に遡っていきます。以上のことから、後戻りの症状を軽減させることが、白さを継続する上で、一番重要なことといっても過言ではありません。
①クリーニングで長持ちさせよう
歯に色が付いた時は、歯の周りにあるペリクルに色が付いております。これが少しずつ積み重なっていくと、歯の中に溜まっていきます。ステインと呼ばれる着色汚れを除去する歯磨き粉や、歯科医院での定期的なクリーニングを実施することで、着色を抑えることが可能です。
そのため、汚れが歯に溜まる前に隅々までクリーニングを実践して、白さを長持ちさせていきましょう。
②タッチアップで長持ちさせよう
タッチアップとはホワイトニングを繰り返し追加していく方法を言います。6ヶ月くらいを目安にホワイトニングを行えば、治療後に近い水準で白い色を継続することが出来ます。この方法については、後戻りを予防しているのではなく、改めてホワイトニングをして後戻りを軽減します。
③ペリクルの再生を待とう
一般的に歯の周りにはペリクルと言われるタンパク質があります。この膜には、細菌による虫歯や飲食物による着色などを予防する昨日がございます。ホワイトニングの施術後24時間は、特に色が移りやすいので特に注意する必要があります。ホワイトニング剤の成分によって、歯の表面にあるペリクルが無くなっているので、大変色が付きやすい状態になっています。ペリクルは約1日で、唾液中の成分によって作り直されます。
ホワイトニングにはどのような効果があるの?
歯のエナメル質をガラス状にする
エナメル質をよく観察すると半透明の色をしており、象牙質がエナメル質を通して見えてしまうと黄色っぽく見えます。歯の表面にはエナメル質が形成されており、その内側に黄色の色素をしている象牙質がございます。ホワイトニング剤には、歯の周りのエナメル質を曇りガラスのように変化させる成分があるので、エナメル質から象牙質が見えにくくなり、歯を白く見せることが出来ます。
着色の成分を分解する効果
ホワイトニング剤の中でも歯を白くさせるのは、オキシドールなどにも配合されている過酸化水素です。ホワイトニング剤の過酸化水素は、歯の表面に溜まっている着色物質を小さく分解する機能がございます。この成分によって、飲食物から付着した色がより薄く目立たなくなります。
白さが長持ちしない理由2つ
①曇りガラス状から半透明に
ホワイトニング剤にはエナメル質を曇りガラス状へ変化させる成分がございます。ただし、ホワイトニングの治療から時間が経過すると元の色味へ遡ってしまいます。歯の表面のエナメル質はミネラル分の再形成と消失を互いに繰り返しており、再石灰化をすることでホワイトニング前の半透明な表面になってしまいます。
②口に運ぶ食べ物が影響する
歯は日頃の食生活を通じて、いつも色が付きやすい状況になっているといえます。その為、ホワイトニングの治療が完了した後も時間の進みとともに、ホワイトニング前の歯の色へ戻っていきます。歯に色が付きやすい食生活を見直したり、自らケアをすることで、白い歯を長持ちさせることも出来ます。